マットレスのカビ除去と予防方法-重曹とエタノールを使った効果的な対策

マットレスにカビが発生すると、見た目だけでなく健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。湿気や寝汗など、日常生活で蓄積される要因が原因でカビが発生しやすくなります。

マットレスのカビ除去・予防
  • カビ除去:重曹で汚れを浮かせてエタノールで殺菌する
  • カビ予防:通気性の良いすのこベッドを使用しお手入れを欠かさない

この記事では、カビの発生原因から、重曹とエタノールを使ったカビの効果的な除去方法、そしてカビ予防の対策について詳しく解説します。

目次

マットレスにカビが発生する原因とは?

マットレスにカビが発生する原因は、主に湿気や寝汗、通気性の悪い環境、そして手入れ不足です。これらの要因が重なり、カビの繁殖を促進します。では、具体的にどのような原因がカビの発生につながるのか、詳しく見ていきましょう。

寝汗や湿気による湿度の上昇

寝ている間に人は大量の汗をかきます。寝汗はマットレスに吸収され、時間が経つにつれて湿度が上昇します。この湿度がカビの発生にとって理想的な環境を作り出してしまいます。特に、換気が悪い寝室では湿気がこもりやすく、カビが増殖するリスクが高まります。

通気性の悪い環境

マットレスを直接床に置いている場合、床からの湿気がマットレスに吸収されやすくなります。また、ベッドフレームやすのこを使わずにマットレスを使うと、通気性が悪くなり、湿気が逃げにくくなるため、カビの発生リスクがさらに高まります。

マットレスの手入れ不足

定期的な手入れを行わないと、汗や湿気が蓄積し、カビの温床となってしまいます。マットレスの表面にホコリや汚れが残ったままになると、そこに湿気が溜まりやすくなり、カビが発生しやすくなります。定期的な掃除や乾燥がカビの予防には不可欠です。

重曹とエタノールを使ったマットレスのカビ除去方法

マットレスにカビが発生した場合でも、焦らずに対処すれば効果的に除去できます。ここでは、重曹とエタノールを使ったカビ除去方法を紹介します。

家庭に常備していることの多い道具で手軽に試せるので、ぜひ参考にしてください。

注意点】
重曹を使ったあとにエタノールを使用してください。先にエタノールを使用すると、スプレーの勢いでカビ胞子が拡がってしまったり、汚れが拡がってしまいます。「重曹で表面の汚れを浮かせてからエタノールで殺菌する」という手順は守りましょう。

必要な道具

重曹とエタノールを使ったカビ除去に必要な道具は以下のとおりです。

必要な道具
  • 重曹:カビを浮かせて除去する役割
  • 消毒用エタノール:濃度70~80%
  • スプレーボトル:全体に均一に吹きかけるために必要
  • 雑巾やタオル:重曹やエタノールのふき取り
  • ドライヤー:完全に乾燥させるため

手順1:重曹水を作る

まずは重曹水を作ります。空のスプレーボトルに、ぬるま湯100mlに対して小さじ1を入れ混ぜ合わるだけで完成です。

手順2:重曹水を吹き付ける

作成した重曹水を、カビが発生している箇所に吹き付けて5分ほど放置し、表面のカビ汚れを浮かせます。そのあと、乾いた雑巾や布で軽くたたくように拭き取ってください。強くこするとカビ汚れが浸透してしまう恐れがあるため、優しくなでるように拭きましょう。

手順3:エタノールでカビ菌を殺菌する

次に、消毒用エタノールを使ってカビ菌をしっかりと殺菌します。エタノールには強力な殺菌作用があり、カビの再発を防ぐ効果も期待できます。スプレーボトルに入れたエタノールをマットレスに吹きかけ、1時間ほど放置してカビ菌を死滅させましょう。

エタノールの濃度は70~80%のものを使用してください。

手順4:ドライヤー等で乾燥させる

自然乾燥がベストですが、乾燥が不十分だとカビが再発する可能性があります。ドライヤーや扇風機などを利用して、なるべく早めに乾かすことをおすすめします。

マットレスのカビを除去する際の注意点

カビを除去する際には、かえってカビを広げてしまう可能性があるため注意が必要です。ここでは、カビ除去時に気をつけるべきポイントを解説します。

マットレスのカビ除去時の注意点
  • カビをこすらずに優しく叩き取る
  • 完全に乾燥させる
  • 重曹やエタノールが残らないように拭き取る

カビをこすらずに優しく叩き取る

カビを強くこすってしまうと、カビの胞子が広がってしまい、かえってカビを増やす原因となります。そのため、カビを除去する際は、こすらずに優しく叩くようにして表面から取り除くようにしましょう

完全に乾燥させる

カビを取り除いた後は、マットレスをしっかりと乾燥させることが重要です。湿気が残っていると再びカビが発生する可能性があるため、ドライヤーや天日干しでマットレスを完全に乾燥させるようにしましょう。

重曹やエタノールが残らないように拭き取る

重曹やエタノールを使った後は、しっかりと拭き取りましょう。これらの成分がマットレスに残ると、肌に刺激を与える可能性があるため、最後に濡らして固く絞ったタオルで丁寧に拭き取ることが大切です。

マットレスのカビ予防に効果的な対策とは?

カビを除去した後は、再発を防ぐための予防が重要です。

例えば、定期的にマットレスを乾燥させることや、通気性の良いベッドフレームを使用することが効果的です。さらに、定期的な掃除や除湿器などを使った湿度管理もカビ予防には欠かせません。

まとめ

マットレスにカビが発生する原因は湿気や手入れ不足によるものが多いですが、重曹やエタノールを使った除去方法で簡単に対処できます。カビが発生しないように、日頃からの予防策をしっかりと行い、清潔な寝環境を保ちましょう。

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